ライザップがリバウンドする理由は何?原因から見る対策について
こんにちは、Tracyです!
さて、今まで3か月間頑張って痩せたけど、1ヶ月で元に戻ってしまった・・・なんて経験ありませんか?これは、みなさんご存知の「リバウンド」と言います。
ではなぜリバウンドしてしまう方が後を絶たないのでしょうか?
リバウンドをするには理由があり、メカニズムが解明されています。
せっかく頑張ったのにすぐ元通りなんて嫌ですよね。
これからダイエットされる方や、現在努力されている方が、そんなことにならないようにヒントを以下の流れで書いていきます。
- リバウンドとはなんぞや?なんでライザップはリバウンドで問題視されるのか
- 体重管理の脳内信号「セットポイント」が影響している!
- めっちゃ痩せてめっちゃリバウンドした方法
- リバウンドの対策方法について
それでは見ていきましょう。
ライザップのようなダイエット方法がリバウンドしてしまう原因
目標体重を達成した気持ちのゆるみだけで体重が元に戻ると思っている方が大半ですが、実は科学的にメカニズムが解明されています。
正しい知識を身に着ければリバウンドも怖くありません。
リバウンドの主な原因は以下の3つ
- ホメオスタシス
- レプチン
- 脳のセットポイント
です。詳しく解説していきます。
ホメオスタシスが消費エネルギーを抑える
短期間で急激に体重が落ちると、身体が防衛反応を示します。
脳が「これ以上は体重落とせないよ!」と考えるワケです。
すると、ホメオスタシスが働き、食事から積極的にエネルギーを吸収し始め、それと同時に身体の消費エネルギーを抑えます。
つまり、ある一定の体重減少ラインを下回ると少ない食事から摂取できるエネルギーを身体の中に溜め込み、それを消費する能力を抑えるということです。
このホメオスタシスは一旦作動すると1カ月程継続すると言われており、ダイエットにおける停滞期はこのことを指します。
エネルギー摂取を抑えるレプチンが減っているとリバウンドする
こちらはダイエットをし始めると減ってしまうホルモンです。
必要以上にエネルギーを摂取することを抑制してくれるホルモンで、身体の消費エネルギーを上げてくれます。
このレプチンが減るという事は、エネルギー摂取量が増え、なおかつ消費が少なくなるという事です。
食事量を減らすとレプチンが減り、満腹中枢に刺激がいかなくなることによって、満腹感が得にくくなるとともに脂肪も分解されにくくなります。
脳があなたの体重を管理している「セットポイント」
リバウンドは脳と関係があることも分かっています。
セットポイントと言って、脳が認識している自分の体重というものがあり、体重の変動があると、脳がセットポイントに近づけるべくさまざまな機能を抑制したり、活発化させたりします。
なので、急激に痩せると脳が「セットポイントから遠ざかっているから体重を上げろ」と命令を下すのです。
また体重がセットポイントを下回ると、体重をキープするために代謝が低くなります。
ではセットポイントを低くする努力をすればいいのですが、残念なことにセットポイントは低くなりにくく、高くなりやすいので食事制限や運動を継続的に続けて、体重の低い状態に脳や身体を慣れさせる必要があります。
そもそもリバウンドとは何?
リバウンドとは極端な食事制限などの無理をしたダイエットにて減らした体重が、ダイエットを始めた時と同じに戻る、もしくはそれ以上に太ってしまうことを言います。
ライザップのようなパーソナルジムでの例ですと、トレーニングをしながらも極端な糖質・食事制限をさせ、急激に体重を落とす。
2か月間で目を疑うような身体になりますが、契約期間が切れて普通の生活に戻るとリバウンド・・・なんてこと聞いたことありませんか?
CM起用されたライザップ後にリバウンドしてしまった芸能人では、キャイ~ンの天野ひろゆきさんや元SMAP香取慎吾さん、AKB48の峯岸みなみさんなどなど・・・が有名ですね。
2度も20㎏以上リバウンドした、避けるべきダイエット方法
人生で2回も、18kg痩せてそれ以上リバウンドした知り合いが実践したダイエット方法がこちら。
1回目:週6日のとても激しい有酸素運動とほとんど食事を摂らない食事制限によって2か月半で18kg痩せた
⇒急激な体重減少と食事制限によって上記した3つの要因が活発に動いている中で目標体重に到達し、ダイエット終了。1カ月ほどで元の体重に逆戻り。
2回目:食事制限(糖質0)と週2回パーソナルトレーニングを受けて3か月かけて17kg痩せたがその後パーソナルトレーニングをやめた
⇒一見筋肉もつけて理想的に体重を落としていますが、決定的なのはそれを継続できなかったことと、食事制限の反動でドカ食いの日々が続いたこと。1回目ほど早く戻ることはなかったものの、3か月で体重は逆戻り。
こういった急激な体重変動をするようなダイエット方法は避けるべきでしょう。
リバウンドしないためには何すればいいの?【リバウンド対策】
重要なのはここからですね、ではどうすればいいのか?
3つのヒントを参考に、ダイエットを成功させてください。
- 筋トレをする
- 食べるダイエット
- 継続して行う
筋トレをする
目標達成後に守ってくれるのは、過去の努力。
筋力トレーニングをしながら痩せることに成功した人は基礎代謝量が上がっています。
基礎代謝量とは、何もしなくても痩せられる目安とお考えください。
基礎代謝量が上がっている方はたくさん食べても、動かなくてもある程度は筋肉の活動によってカバーすることが出来るので、食事制限だけで痩せた方よりもリバウンドしにくいです。
痩せる時は筋肉を作るトレーニングも同時にすると、痩せるスピードを速めるだけでなく、その後のリバウンド対策にもなります。
食べるダイエットで痩せる
栄養をたくさん摂取することで身体を美しくするという方法がおススメです。
急ではなく、ゆっくりと痩せるので上に書いたホメオスタシスとレプチンの影響も受けにくくなります。
ダイエットをする=摂取カロリーを減らすことだけを考える方が非常に多く、当然摂取カロリーを減らす必要がある方がほとんどなのですが、逆に言えば摂取できていない栄養素が多くあるのも一つです。
自分にはどの栄養素が足らないのか、どの栄養素を摂取すべきなのかを知ることがダイエットを成功させるための重要なカギとなるので、食事管理には一番気をつけるべきでしょう♪
ひたすら継続する
やはり重要なのは、理想の自分を追い求める事です。
私が普段クライアントにダイエット指導をするときは、体重を考える事をやめてもらいます。
それは、目標を「良い身体にする」という意識を持ってもらうためです。
-15kg、ではなくて目指せミランダカー!とすることによって数字による一喜一憂がなくなり、ワクワクしながらダイエットすることができると考えているからです。
どうせなら楽しくダイエットしませんか?
まとめ:リバウンドの原因は脳やホルモンにもある
- 急に痩せるとリバウンドしやすい
- 筋トレしながらダイエットをすると良い
- 継続することでリバウンドはしない
体重の変化が急に止まった方や、これからダイエットをされる方にとって少しでも参考になる記事になってくれていることでしょう。
余談ですが、リバウンドを繰り返していると、脂肪細胞が肥大化すると言われています。
今回リバウンドの実体験を教えてくれた知り合いは、もうすでに痩せるのが大変な身体になっています。
彼女曰く「リバウンドするくらいならダイエットしないほうがいい」とのことです。笑
「運動を日々行い、食べすぎない」ように心がけることをダイエット期間だけでなく継続することができればリバウンドすることはありませんね。
「リバウンドを制するものはゲームを制する!」
(SLAM DUNK)
ダイエットという闘いに勝ちましょう!
以上「ライザップがリバウンドする理由は何?原因から見る対策について」でした。最後までありがとうございました。