東京オリンピックハンドボール女子日本代表選手はコロナ中、どう過ごした?
今回は北國銀行、そして東京オリンピックの女子日本代表にも選抜されたハンドボールプレイヤーの角南唯選手に今回もインタビューにご協力いただきました。
世界を恐怖の渦に巻き込んだコロナウイルス。
そんな中、
- 強靭なメンタルと誰にも負けない身体作りをしている日本代表アスリートはどのように過ごしたのか
- 角南選手のファンに送る彼女からの熱いメッセージ
を公開します。
コロナで外出自粛中、角南選手はどんなトレーニングを自宅でしてた?
外出自粛中、やはりハンドボールは接触が伴うスポーツなので満足のいく練習はできなかったようですが、角南選手によると
- 接触しないようにチームでランニング
- 週2回の筋力トレーニング
- HIITトレーニング(タバタ式)
- ハンドボールに少しでも繋がるようなトレーニング
- そしてメンタルの強化
等に励んでいたとのこと。
ハンドボール女子日本代表流、自宅でできるトレーニングって?
自宅でできるトレーニングについて伺うと
「腹筋やチューブトレーニングをしてたかな。階段を利用したトレーニングとかも。でも身体を鍛えるというよりも心を鍛えてたよ!」
と、メンタルを整え、自分を見つめる期間になったと話す角南選手。
東京オリンピック女子日本代表はどんな自分磨きをしてたのか
メンタルトレーニングや自分磨きと言っても一般の方にはなかなか伝わりづらいところもあるのでもう少し詳しく聞くと
例えば
- 自分の得意とするプレーは何か
- 自分の苦手なプレーは何か
- チームの戦術をもう一度理解して自分なりに考えてみる
と「自分とチームを徹底的に分析した」と教えてくれました。
もちろんプレーのみならず、生活を振り返り、自分が根底から考えていることは何か、海外の一流プレイヤーはどのような心持ちで練習に取り組んでいるのか、再度考え直したとのこと。
東京オリンピックが1年延期になりましたね。日本代表としてどうですか?
「もちろん延期になったことは残念ですが、感染した方や医療従事者にとってみればそんなことどうでも良いと思う。苦しんでいる人もいる中で私たちにできることは
「次の大会に備えて万全に整えて、また感動を届ける準備をするしかない」
よね。」
とスポーツの本質を語ってもらいました。
そして
「もちろん代表メンバーにも変更あるかもしれない。そうなった時に最強のおりひめジャパンがまた作られる」
と、けがで抜けている主力メンバーが戻ってくることや新たにスキルを伸ばした選手がシナジーを起こし、新しい日本代表になれると考える角南選手の目標は既に「TOKYO2020」から「次の五輪へ」変わっていました。
角南ファン、次世代のハンドボーラーへ「メッセージ」!
「学生にとって最高峰の大会であるインターハイが中止になり、人生も最も大きな舞台、オリンピックが延期になりましたね。
コロナウイルスがもたらした影響は多くの人にまで及びました。感染の被害に遭われた方になんと言葉を伝えれば良いかわかりません。
そして、医療従事者の方々にはなんとエールを送れば良いのか・・・。日本において感染が海外のように爆発していないのも、こういった方々のおかげであります。本当にありがとうございます。
話は変わりますが、今回のコロナ渦で【大切な人と過ごせる時間】がいかに大切か、そして普段いかに【自分を見つめていないか】がわかりました。
そして自分と見つめ合うことによってどれだけ成長するかを知りました。
聞こえが悪いかもしれませんが、明日は必ずやってきます。泣いても笑っても日々は過ぎていきます。
そんな大切な日々を自分を見つめる時間にしてください。自分がしなくてはならないことはなんなのか、と常に自問自答しましょう。
今は進化を問われる時期です。
我々スポーツ選手の使命は「観客に感動を届ける」こと。東京オリンピックでメダルを取り、今まで私とお話ししたことある人に感動を、そして未来を担う若者に「やればできる」と思って欲しいですね。
もう少し、頑張りましょう!」
と熱いメッセージをいただきました。
女子ハンドボール日本代表 角南唯選手「デンマークでの生活編」
女子ハンドボール日本代表 角南唯選手「デンマークでの練習」編
以上「東京オリンピックハンドボール女子日本代表選手はコロナ中、どう過ごした?」でした。最後までありがとうございました。