健康経営とは「業績を上げる」方法の1つである
こんにちは、Tracyです!今回は
「健康経営って何?」
という方向けに健康経営について、そして健康経営優良法人を取得するまでの流れを簡単に説明していきます。
ここ何年かで日本でも耳にする言葉ではありますが、実際には「何だかわからない」という方がほとんどですね。
実は私、健康経営アドバイザーとして企業様にコンサルティングに入ったりしています。
今回はそんな経験を活かして出来るだけわかりやすく解説していきます!
健康経営とは?主なメリットは業績の向上です
さて、早速ですが健康経営とは
「業績を上げるための1つの経営理論」です。
健康経営のメリットはそれぞれの視点で考えるとわかりやすいのですが、
- 経営者:業績が上がる、従業員とのコミュニケーションが増える
- 従業員:福利厚生が充実する、働きやすくなる
- 経済産業省、国:企業が従業員の健康に気を使い、実際に健康になれば医療費が減る
といったところでしょうか。
そもそも健康経営という考えはローゼンさんって人が書いた「The healthy company」という本を参考に考えられた経営理論で、経済産業省は
従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践すること
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/healthcare/kenko_keiei.html
と定義しています。
健康経営優良法人を取得することが目的ではありません
健康経営に取り組むと経済産業省から認定を受けることができるのですが、それを「健康経営優良法人」の認定とされています。
つまり、国のお墨付きで「従業員のことをしっかりと考え、施策を実践し、成果が出た」ということを外部のステークホルダーや従業員の皆様に発信することができます。
2020年現在、この優良法人の認定は軒並み増えていて、
- 一部上場のTOP企業(健康経営のトップランナー)は37社
- 大規模法人部門は541社
- 中小規模法人部門は2507社
※健康経営アワード2019を参照
と健康経営アワード2017と比較するとそれぞれ
- プラス13社
- プラス306社
- プラス2412社
という感じです。
このままだとすごいことになるくらい認定の数が増えているのですが、私がコンサルティングに入るときに一番気を付けていることは、
「健康経営優良法人の認定はあくまでも目標の1つである」
ことを忘れないこと。
目的は
- 従業員の健康=ハイパフォーマンスな仕事、生産力の維持
- それに伴う医療関連費の減少と業績向上
です。これから実践する、もしくはやろうかなと考えている方は是非この部分を忘れないように取り組んでみてください。
健康経営優良法人を取得するまでの大まかなステップ
ではここで実際に健康経営に取り組み、健康経営優良法人を取得するまでの大まかなステップをご紹介しておきましょう。
(東京の場合↓その他の県は銀の認定がないので比較的、認定の取得のハードルが下がります)
- 会社の健康課題の把握、現状調査
- 協会けんぽに健康企業宣言を行う
- ①で出た健康課題を解決するための施策を実行する
- 実践した健康経営の施策をレポートにまとめておく
- その成果や取り組みを協会けんぽに報告する(宣言から6ヶ月~1年未満に所定のレポートを提出します)
- 協会けんぽから銀の認定を受ける
- 経済産業省の健康経営優良法人認定の取得の流れに沿って申請する
- 健康経営優良法人取得
- また①に戻って新たな健康課題解決の施策を考える
というのが主な流れ。
もしこの部分について詳しく聞きたいという方がいればご相談ください。
少しずつ健康経営についての記事も増やしていきますね。
以上「健康経営とは「業績を上げる」方法の1つであるでした。最後までありがとうございました。