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ハンドボールが中心の生活

ハンドボールが中心の生活

アスリートインタビュー

細江 みづき

プロハンドボーラー

2020.10.05

ハンドボールが中心の生活

どんな生活をしているの?

私もこちらに着くまでは、どんな生活が待っているのか、全く分かりませんでした。

海外在住の方に話しを少し聞くだけで、実際にこのチームがどういう生活リズムなのか。

ハンドボール中心になるだろうな。という気持ちだけでやってきました。つくづく、準備不足ですね。気になることが少ない性格。と言ったらいいのか・・・日々学びです。

まだ住んで2ヶ月、リーグも始まったばかりでこれからですが、今の現状を今回は記事にさせて頂きました。

練習は夜!?昼間は学校に行っている選手がいるの!?

引用元:http://www.balonmanoremudas.es/
※細江選手所属 チームサイトより

7月末にスペインに到着し、9月までの約1ヶ月間は、朝と夜の2回練習がありました。

朝は主に、

  • 走るメニュー
  • ウエイト
  • シュート練習

がメインでした。走るメニューやウエイトが1時間、ボールを使ったメニューが30分程の1時間半で終わります。

日本人の感覚でいると短く感じるかもしれません。ただ、夏休みということもあり下のカテゴリーの子も加わり、20人強で行っていましたが、止まっている選手がいないようなメニューが1時間半の中に組まれています。

前チーム三重バイオレットアイリスの時に、短時間で心拍数をあげるメニューが組み込まれていたのも、櫛田さん(監督)が海外経験があることと関係があるのかな?とも思いました。

脱線しながらの話になってしまいますが、走るメニューで感じたのは、距離を決められて走るのではなく、時間で区切られる為、自分で調整ができることです。

ゆっくり走ろうが、速く走ろうが、全て自分次第です。

夜の練習は、ハンドボールメインの19時から2時間で終わります。14時くらいから練習をして、18時には自由な時間になると思っていましたが、ここが私の想像と違ったところです。

2部練習だから、お昼寝をする為に(前回の記事参照)19時からなのか!と1人で納得をしていましたが、1部練習になった今も、練習は19時からです。理由を聞くと学校に行っている子がいるから。とのこと。頭の中がハテナで埋め尽くされました。

確かに、10代や20代前半の若いメンバーもいますが、学校に通っているとは、想像を遥かにこえてきました。全員プロじゃないの!?

このチームだけなのか、スペインのハンドボール界がそうなのか理解しきれていない為、ここの謎は今でも謎です。解決でき次第お届けします。

ただ大学は、4年で卒業しなくて良い。卒業が難しいのと、学費もそこまで高いわけではない為、何年もかけて確実に卒業する生徒がほとんど。ということを聞きました。そこに関係があるのではないかと考えております。

練習がある日の過ごし方。何をする?何をしなければいけない?

2部練習があった1ヶ月は、馴れない環境もあり、あっという間に過ぎていく日々でした。あれもやらなきゃこれもやらなきゃで、1日がすぐに終わっていました。

が、1部練習になった今、とても時間があります。そこで何をしているのか。

体育館は徒歩3分の場所にあり、いつでも使うことができる為、平日の午前中は、体育館に行き、自分で考えたトレーニングを行っています。それ以外の時間は、週2回オンラインでのスペイン語の授業が始まったので、宿題や復習をしたり、自チームの過去の試合やスペインリーグの試合、海外の試合や日本リーグを観たり、お昼寝もしています。

Youtubeも見始めて、最近は、「旅するスペイン語」という番組を教えてもらったので、勉強がてら観ています。グラン・カナリア島の旅もあるので、こんなところに住んでいるんだ!という気持ちでぜひ観てみてください。

練習を終えた後は、自分でも後から見て分かるの?って思う練習ノートをつけています。見たいと言ってくださり、参考にするとお話しして下さる方もいて嬉しいです。ただ、もう少し見やすく書く努力はします。笑

日本にいた時の休日の過ごし方とスペインに来てからの休日の過ごし方の違い。

まず、日本にいた時は、とにかく誰かとご飯に行ったり、誰かと家でゆっくりしたり、岩盤浴や温泉に行ったり、1人の時は、美容院と歯医者が大好きなので、笑 そこに行ったり、休日は予定を立てて行動することがほとんどでした。

今の生活はというと・・・ゆっくりしています。笑

徒歩で行けるところはスーパーとビーチ。浴槽がない為、疲労回復を求めてビーチに歩いていきますが、ちょっと頑張らなくては行けない距離にあるので、疲労回復になっているかは分かりません。気分転換ですね。

バスには最近乗ることができるようになり、隣りの市に1人で行くことができます!そこには、日本人の方も住んでいる為、予定が合うと一緒にご飯に行き、島のいろいろなことや、美味しいお店を紹介してもらえるので、本当にありがたいです。

日曜日は、どこのお店も開いていない為、家で時間のかかる料理を作っています。部屋の子に教えてもらいながら、パンを作ったり、調べて寿司を作ったり、美味しいものを食べて、小さな幸せを感じています。日本にいたら、時間をかけて料理を作ろう!なんて思ったことがなかったので、良い成長に繋がればと思っています!!!笑

日本との時差がマイナス8時間の為、連絡が取りにくくなり、寂しい時間も多いです。こちらのゴールデンタイムが日本の早朝という魔の時間もあります。スペインで早く友達が見つかると良いです・・・。

共同生活、シェアハウスと寮生活の違い。

大学1、2年生の時は、寮生活をしていました。朝夜に点呼があり、毎日掃除を全員で行い、ご飯は寮のご飯がある。

部屋は3人部屋で、部活が違う人と一緒、部屋の中で共同で使う部分は床だけなので、掃除の負担もなくストレスもほとんどありませんでした。それ以上に、授業と部活で大忙しだったので、そんな場合ではなかったのもありますが。

だからか、シェアハウスに憧れはありました。話すことが大好きなので、誰かとシェアハウスをしたら、ずっとお話しができる!リビングにずっといるんだろうな~と思い、楽しみで仕方ありませんでした。そしていざ、シェアハウスを経験してみると・・・。笑

良いところだけではないことは確かです。チームメイトと一緒に住んでいるので、最初こそお互い気を遣っていましたが、2ヶ月もすればだんだんと自が出てきます。

私も出てきます。練習に行くのも、帰ってくるのも、休日も一緒。練習から帰ってきたらシャワーのタイミングも一緒、お出掛けから帰ってきたら洗面所のタイミングも一緒、洗濯のタイミングも一緒などなど、取り合ってはいませんが、全てのタイミングが一緒という、1人暮らしやチームメイト以外のシェアハウスだと感じることのない感覚です。良いところもあります。違う文化を教えてもらったり、料理を教えてもらったり、スペイン語の分からないことを教えてもらったり、ハンドボールの試合を一緒に観たりと、

だから、最初はシェアハウスで良かったな。とは思います。ただ、思っていたのとは少し違いましたが。笑

日本にいた時より、確実に自由な時間はあります。だからこそ、何をしなければいけないのか、何をするべきなのかを考えることが本当に多くなりました。

この記事も、誰かの準備の参考になればと思い、始めたのもあります。目の前のことに集中することも大切ですし、これから先のことを考えることも大切。

いつまでも、この場所でお客さんとして過ごすわけにもいきませんし、いつまでもお客さんとして周りが扱ってくれるわけではありません。自分の居場所を自分で作る為に。

以上「ハンドボールが中心の生活」でした。最後までありがとうございました。

アスリートインタビュー
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