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スペインの年越しはブドウの早食い?異国の文化、知ればしるほど面白い。

スペインの年越しはブドウの早食い?異国の文化、知ればしるほど面白い。

アスリートインタビュー

細江 みづき

プロハンドボーラー

2021.01.03

スペインの年越しはブドウの早食い?異国の文化、知ればしるほど面白い。

明けましておめでとうございます。

気がつけば、2020年が過ぎ、2021年に。スペイン滞在も5ヶ月が経ちました。

相変わらずいろんなことが起きています。なぜこんなにいろんなことが起こるのか。少し期間が空いてしまったので、まずは近況から記事にさせて頂きます。

「3ヶ月の戦い。やっと完成しました。」

 9月24日から始まった歯医者でのブリッジ治療が、12月29日を持ちまして無事に終わりました!!長かったです。ただただ長かったです。

12月始めの方に仮歯を入れてからが苦労の1ヶ月でした。仮歯だから取れやすいと聞いていましたが、仮歯の方の歯を使わずにもって3日。笑

何度も何度も仮歯が取れるので、本歯ができる約2週間の間、仮歯の装着だけで合計7回歯医者に行きました。そして、いつも通り仮歯を装着に歯医者にいくと、ブリッジが出来上がっており、12月24日だったので、サンタさんからのプレゼントだー!とチームのマネージャーと喜んでいたのも束の間。

その次の日に取れました。笑 絶対取れないから大丈夫と聞いていたので、これはどうしたものか・・・歯医者を変えなければいけないのか。と困っていましたが、日本人の方の協力を得て、歯医者さんの意見を聞きました。

今回のは仮止めだったとのこと。やっぱり、まだまだスペイン語は分かりません。そして、ようやく全ての治療が終わりました。まだ数日しか経っていないので、取れないとは言い切れませんが。笑

何度も何度も歯医者に通うことになり、本来だったら激怒するくらいの気持ちになると思います。ですが、歯科医の方々が優しくて明るくて面白くて、歯医者さんに行くと怒りなんてありません。

これが良いことかは分かりませんが、何か問題があったらまたなおして貰えばいいやっという気持ちでいます。とにかく、今は歯があるので安心しています。笑

「別れと新たな出会い」

11月に年内の公式戦が終了しました。そこで、1名の引退が決まっており、最終戦で、引退セレモニーが行われました。

本来ならば、昨シーズンで引退だったのですが、怪我をしていた選手が復帰するまでの期限付きの契約だったようです。ベテランの選手で、最初の方練習を理解できてない私に分かりやすくメニューを教えてくれたり、熊本で行われた世界選手権に出場する為に日本に来てから、日本が好きになったと、日本のことをよく2人で話したりと、大好きな選手でもありました。

フェイントもキレキレで、視野も広く、プレーの面でもお手本としていました。そんな選手が引退。たった3ヶ月一緒にプレーしただけなのに、誰よりも号泣していました。周りの人が驚くくらい。笑

相変わらず、喜怒哀楽の哀楽が強めです。反対に、彼女はとても笑顔。やっと引退だ!って清々しかったです。

入場制限もあった為、少ない観客数でしたが、みんなに送り出されて、ニュースにも取り上げられて、素敵な選手だったんだな。と感じました。

そして、新たにオーストリアから1名、ギリシャから1名の選手がチームメイトに。

ギリシャの子は、私のルームメイトに!!スペイン語は、1年勉強してきたということで、私よりもできますが、まだまだカタコトなので英語が話せる選手と英語で会話をしています。スペイン語で分からない時に英語で説明して貰えているので、やっぱり英語は話せた方が絶対に良いと思いました。

スペイン語で分からない時、日本語で説明してくれるなんてことないですからね。

そして更にそこで気づきました。英語が全く分からなくなっていることを・・・。

彼女の話をスペイン語に訳してもらって会話をするということが起きています。一時期は、同時に勉強していましたが、やらないとここまで分からなくなっているとは、正直かなり自分でも驚きました。

ギリシャ人の子は、スペイン語を話さなければいけない。話さなければいけない・・・。と、口癖のように言っています。

私自身、ハンドボールでの言葉の問題がなくなりつつあり、全然話せていないのに停滞していたスペイン語への勉強の意識もまた高まることができ、刺激をもらいました。

慣れるって危険なことです。分からないっていうことが当たり前になっていることに気づけて本当に良かったです。

「誕生日とクリスマスと年越し」

12月は誕生日もあり、クリスマスもあり、年越しもあり、イベントづくしでした。

誕生日は、勝手にイベントにさせてもらっていますが、チームメイトが家でお祝いをしてくれて、チームからもお祝いをしてもらい、誕生日に胴上げをしてもらうという貴重な体験をしました。

クリスマスは4日間お休みだったので、24日の夜に、ギリシャ料理のムサカをみんなで6時間かけて作りました。

前日にこれを作ると聞いていたので、メニューは知っていましたが、まさかそんなに時間がかかるとは・・・。待ち時間も加わり、最高に美味しい料理でした!!!

次の日は、日本食が良いとのことだったので、肉じゃがと餃子(中華?)を作りました。

日本食料理屋さんがたくさんあるので、日本って人気の国なんだろうなって思います。前にも言いましたが、日本食を食べるとみんな私に写真を送ってきます。今も続いています。写真を送るだけです。笑

車で少し遠出もしました。遠出といっても車で1時間弱。

そこには、巨大な砂丘がありました。でっかいビーチの砂浜だな。と思っていたら、砂丘でした。マスパロマスで調べてみてください。

砂丘があったり、12月でも海に入れる気温であったり、ビーチが数え切れないほどあったり、グラン・カナリア島深掘りすればするほど面白い島です。テネリフェ島も旅してきたので、また書きますね!

年越しは、練習のお休みがない為、実家に帰ることのできないチームメイトと一緒に過ごしました。

その日の練習で、日本はカナリア諸島の時間15時に年越しだよっと話すと、その時間に監督がおめでとうって連絡をくれました。嬉しかったです。

干支は何?って聞かれたんですけど、分からなかった自分の無知さにショックを受けました。スペインにも干支ってあるのでしょうか。日本の年越しを感じ、それから9時間後にこちらの年越しだったので、長くて長くて・・・。笑

そして、スペインでは12時にぶどうを12回の鐘に合わせて食べるんだよ!と言われ、説明もないままいきなりぶどうの早食いが始まりました。(後から調べると、幸運を呼ぶ12粒のぶどうで食べきると願いが叶うとのことらしいです。)

よく理解しないまま始まったので、8粒目を食べているあたりで年が変わっていました。いや、ぶどうを食べ始めた時点で年は越していたのか。一体いつ年が変わったかは分かりません。そして、想像してください。いきなりぶどうの早食いが始まる状況を。

とにかく、楽しい時間でした。コロナウイルスの関係で、大きな花火やパーティーはありませんでしたが、小さな花火があちらこちらで上がっていて、これはこれでとても綺麗でした。

2020年私自身大きな変化が起きました。自信を持って言えます。行動して良かったと。

そして、こうして今も笑顔でいられることは、本当に多くの人の支えがあり、理解してくれる人が周りにたくさんいるからです。感謝の気持ちでいっぱいです。

だからこそ、2021年どんな年になるかは分かりませんが、そういった方々と笑って過ごせる日々が少しでも増えますように。

みなさまのご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

今年もどうぞ宜しくお願い致します。

以上「スペインの年越しはブドウの早食い?異国の文化、知ればしるほど面白い。」でした。最後までありがとうございました。

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