いよいよスペインの島から本土へ。また新しい挑戦。また新しい仲間。どんな海外生活4年目になるのか、楽しみで仕方ないです。
2ヶ月の夏休み休暇
期間が随分と空いてしまいました。シーズン終わりから、いろんなことがありました。前回の記事で、昨シーズンの振り返りを書くと言っていたのですが、やめておきます。笑
6月の初めに日本に帰国し、たくさんの人にお会いしたり、たくさんの新しい出会いもありました。オフであっても、身体を動かしたいと思っていたとき、中部大学でコーチをしている櫛田さんに連絡し、監督のご好意で一緒に練習に参加させて頂けたり、ウエイト場を使わせて頂けたり、その節は本当にありがとうございました。
6月末からは、ビーチハンドボールに参加する為、またまたスペインに3週間行ってきました。Thetis Tokyoのみなさんと、楽しい中にも、これまた随分過酷な経験をしました。YouTubeが完成したらぜひ観ていただきたいです。
初めてのビーチハンドボールでしたが、体育館のハンドボールとは違う面白さがあり、今度はもっと大戦力の選手として参加できるように、しっかり練習していきたいと思いました。そこでもいろんな人との出会いがあり、楽しい時間を過ごすことができました。ただ、本当に結構過酷な旅でした。笑
3週間のビーチハンドボールが終わり、北海道の函館で開催されたインターハイにも同行しました。高校生の青春に少しでも関われて、私自身はとっても楽しい時間を過ごしました。ただ、2回しか海鮮丼が食べられなかったことを悔やみます。
なみに7月の中旬になっても、いつ集合かが決まっておらず、昨シーズンと同じ10月がリーグの開幕だったので、勝手に8月の中旬以降に集合だと思い、この予定を経てていました。最終的に集合したのは、8月の初め。2週間前にスペインから帰ってきて、また出国。もっと計画的に予定が経てれていたら良かったです。笑
そうそう、スペインから日本に帰ってくる時、コロナの制限がほぼなくなった今、多くの外国人の観光客がいました。私が日本人だと分かると、周りのスペイン人達が、何日間滞在するのか、どこに行くのか、とても楽しそうに話してくれました。
スペインに来たからこそ、日本はたくさんの魅力がある国だということを実感しました。食べ物、文化、礼儀、改めて日本人で良かったと思うことがいっぱいあります。日本は、素敵な国です。
初めてのスペイン本土
3年間カナリア諸島にいたので、スペイン本土を拠点にして動くのは初めての経験です。カナリア諸島は、常春。平均気温は25度くらいが一年中続きます。だから知らなかった。スペインの夏がこんなに暑いなんて。
バレンシアというスペインの3番目に大きい県に移籍してきました。みんなが言うにはここは、湿気がとても多く、夏は暑いし、冬はそんなに温度は下がらないけど、体感温度はめちゃくちゃ寒いよ。と。8月前半につき、気温は30度越え。そんなに温度は高くないけど、暑い暑い。
家はチームメイトと4人プラス犬とのシェアハウス。1番最後に合流したので、やっぱり部屋は一番選ばないであろう部屋。笑
クーラーはなく、部屋には暖房のみ。各部屋に扇風機があるのに、私の部屋だけなく、数日間は地獄の暑さで寝ていました。
言葉のあやか、「困ったことがあったらなんでも言ってね!」と、監督もGMも選手も言ってくれたから、「とにかく扇風機をください。」と。
数日後に扇風機が届いてなんとかこの問題は解決。かと思いきや、これまた扇風機がうるさい。笑
ガタガタガタガタ言うから、つけたらうるさくて寝ずらいし、消したら暑くて寝れないし・・・。
扇風機を要求してから、そこから、毎日何か問題を抱えてないかい?と面白がって聞いてくるようになりました。そうきたら、私も毎日小さな問題を見つけ続けることにしました。「今日は曇っていてちょっと寒い。」「体育館がちょっと滑るぞ。」などなど。
こんな小さなことで毎日笑えていることが本当に幸せです。今の段階では、本当に移籍をして良かったと感じています。もちろん1ヶ月も経てば嫌なことだってありますが、今この場所で今の人生を楽しんでいきたいと思います。
関係を築くのに時間は関係ない
まだ練習開始してから1ヶ月ですが、最後にハンドボールのことも少し・・・。スペインに来て初めて、練習の時間の前に準備を済ませておかなければいけないことが義務付けられているチームに来ました。日本では当たり前。
でもそれが当たり前じゃないところでしかやってきていなかったので、正直驚きでした。そして、チームの決まりもたくさんあり、リスペクト精神を持つことや、絶対に楽しむことも忘れないことも。
このチームに移籍を決める時、監督と直接連絡を取りました。私は監督に、お金が欲しいわけじゃないし、家が凄くなくても良いし、環境がめちゃめちゃ良くなくても良い。
ただ、一緒に上を目指して戦ってくれる仲間がいて欲しい。と。監督は自信を持って、みんな若いけどそういった仲間ばかりだよと言ってくれました。
いざみんなに会ってみると、確かに若い子が多いですが、リスペクト精神のある、意欲の高い仲間ばかりで、今後が楽しみで仕方ないです。
監督も私に、私にどういったプレーを望んでいるのか、どういったプレーを私が周りに求めているのか、そういった話をしっかり伝えてくれるし、聞いてくれる関係が、1ヶ月かかることなくできました。もちろん怒られることだってたくさんあるし、たくさんミスしてしまうこともありますが、このチームでまた新たにいろんなことが学べるんじゃないかなっと思っています。
もう4年目ですが、まだ4年目。海外挑戦でこれからも苦しいことはたくさん出てくると思いますが、今のこの時間をこの仲間と楽しみたいと思います。
ほらだって、もう去年の苦しかったことちょっと忘れてますもん。笑
リーグ開幕まで残り1ヶ月。今日は昨日より、明日は今日より、人としてもハンドボーラーとしても成長していきたいです。