2024/2025シーズンが終わりました。そして、私のスペインでの挑戦も終わりました。
あっという間の5年間。苦しいことと楽しいこと、どっちが多かったのかは分かりません。それでも、あの時スペイン行きを決めて本当に良かったと思っています。
ー2回勝てば大丈夫ー

リーグ戦が終わった時点で、14チーム中12位。スペインは、最下位のチームがダイレクトでの降格、それ以外の10位から13位のチームで、ホーム&アウェー2試合ずつ6試合PlayDownを行い、リーグでの勝ち点とPlayDownでの勝ち点で、もう1チームの降格が決まります。
私たちは、6試合のうち、2試合(4ポイント)勝利すれば、13位のチームとの差ができ、1部リーグ残留という状況。PlayDownの初戦はアウェーでした。
もちろん、緊迫した状況ではありましたが、チームの雰囲気は良く、リラックスしていましたが結果は、負け。

PlayDownは4週間に6試合という結構な過密日程でした。
なので、どんなに出来が悪くても、すぐに次に切り替えていくしかありません。そして、私たちは4ポイントあれば良いんだから。
そんな中、4試合連続の引き分け。最後の引き分けの試合で、私たちの1部残留が決まりました。今だから笑い話ですが、4試合連続の引き分けはなかなか難しいです。笑 勝つより負けるより、難しいんじゃない?って。笑
でもなんだかんだ、引き分けが続いていたので、例えばいくら点数が離れていても、きっと引き分けだから大丈夫っていう気持ちでもいました。
そんなこんなで最後の最後まで、楽しんでハンドボールができました。最終戦は、お互いのチームが勝っても負けても関係ない試合だったので、全力で楽しみました。

7mの獲得数はチーム1ですが、7mは一度も打っていなかったので、前の日から監督に、シュート入るまで打たせて?とお願いしていました。そして、試合の時、自分で7mを取り、シュートを打つことに。一発で決まったので、それ以降は打たず、試合を思いっきり楽しみました。
観客のみんなもたくさん楽しんでくれました。これで、私のスペインでのハンドボール生活は終わり。
スペインでのハンドボール生活を振り返ってみて

いろんなことがありました。この記事を遡ってもらうと、すんごいことがたくさん書かれていると思います。ぜひ見てみてね?笑
スペイン2年目で、European Cup優勝、スペイン4年目で1部昇格、5年目は残留。やることはやったと思います。3チームを経験し、多くのスペイン人とも出会ってきました。毎年大発見がいっぱいです。
それでもここまでやってこれたのは、スペインで出会った人たちに恵まれていたからだと思います。
自分で言うことにはなりますが、本当にたくさんの人に愛されてきました。どこに行っても、あなたが1番だって言ってもらえます。あなたの笑顔は光だって。その笑顔を絶対になくさないでって。こうして、何があってもずっと笑ってこれたのは、出会った人たちが本当に素敵な人たちだからだったと思います。

最初は、周りの人たちが笑っていたから、私も笑っていました。でも今は、私が笑っていたら、周りの人たちも笑顔になっていました。
ハンドボールが人生ではなくて、人生の一部にハンドボールがあること。そのハンドボールで、多くの素敵な人たちに出会えたこと。全部が宝物です。帰国して、数週間が経ちましたが、今でも日本にいることが夢のようです。時間があれば、またすぐみんなに会いにいきたいと思います。
ー次の目標ー

先日、告知させて頂いた通り、2025/2026シーズン、熊本ビューストピンディーズでプレーすることが決まりました。セカンドキャリアとしては、将来指導者になりたいと思っているので、スペインで指導者の資格を取ろうとしていましたが、時間が年単位でかかるということで、それだったら日本で勉強したいと思いました。
となると、スペインでプレーしながらは難しい為、引退してからなのか…でも、せっかく、日本からスペインへ来てハンドボールの違いを感じ、スペインリーグで通用するハンドボールを理解したのに、そのまま今の日本のハンドボールを知らないまま引退して、指導者として勉強するのは違うのではないかと思い、、、
スペインから日本へ帰り、コートの中でその違いを感じ、そこで日本のハンドボーラーに伝えられることがあるのではないかと思い、日本でハンドボールを続ける決断をしました。
決断と準備

大きな決断をする時、必ず櫛田さん(元三重バイオレットアイリス監督)がいます。笑
スペインへ行く時も、渋っていた私に、日本代表でもない名の知れていない選手を、プロとしてとってくれるってすごいことって言われて、決断しました。
今回も、実は昨シーズンでスペインでのハンドボールを終えようと、今後のことを相談していた時、一年しっかり準備してみたらどうっという一言をもらい、この一年めちゃくちゃ準備していました。
日本にただ帰るのではなく、いろんなことを準備してから。だから今回、中学生のコーチに入れてもらったり、帰るにあたってのことを考えていました。スペインでの生活も後悔ないよう全力で楽しんでいました。そんなこんなで、寂しい気持ちはありますが、次への目標の楽しみがいっぱいで帰ってくることができました。
今回、熊本ビューストピンディーズでプレーできることが本当に楽しみで、リーグHの選手として、日本のハンドボールに少しでも貢献することと、みんなにハンドボールを好きになってもらうこと、ハンドボールを見に来てもらうこと、この5年間で学んできたことを、自分なりに表現できる場があることに感謝しています。
シーズンが始まったら、チームが勝つことだけを考えてハンドボールを楽しみたいと思います。みなさん、必ず会場であいましょう。一緒にハンドボールを楽しみましょう。

2025/2026
熊本ビューストピンディーズ 細江みづき