スペインリーグスタート

9月11日から、スペインリーグが始まりました！

スペインリーグでは、新型コロナウイルス対策として、ワクチンを接種しているか試合毎回のPCR検査が義務付けられています。観客も上限はありますが、有観客で開催されています。さて、プレシーズンを終え、いよいよスタート。

確実に良くなっているチーム

メンバーが少し変わったのもありますが、監督が代わり、明らかに昨シーズンと比べるとチーム全体の動きが違います。

まず、ゴールキーパーアップでの鼻歌はなくなりました。そんな暇はありません。笑

ウエイトトレーニングも、少し重量のある重りを持つことも増えました。

ビデオミーティングも増え、どこがどう良かったのか、どこを直さなければいけないのか、相手に対してどう戦うのかが、明確になりました。

また、プレー面でも、全体のパスのスピードも速くなり、ポストとの絡みが増えました。身長が約180cm程の選手達も、昨シーズンはシュートを打つだけだったのが、フェイントもできて、ポストパスも狙える様になってきて、パスも捌けて・・・ただただ凄いな。って思っています。

私は小さいので、もちろんロングシュートではなく、とにかく1対1の強化を求められていて、

• どの場面で狙って欲しいのか
• こんなフェイントもしてみて！

と教えて貰うことができ、今まで自分で考えてやっていましたが、積極的に相談できる様になり、練習が楽しいです。

他の選手達も、今シーズンは凄くチームが良くなっている。と言っています。監督がたくさん教えてくれるのって、やっぱりありがたいです。

そんな中での衝突、まさか監督と・・！？

プレシーズン負けなしできたチームでしたが、試合が近くにつれて怪我人が増えてきました。

メンバーが足りない為、カテゴリーの下の子に手伝ってもらっていましたが、どう動いて欲しいかを伝えなければいけないと思い、指示を出していました。

監督達からは、「速く速く！リズム！！」と言われていました。

理解してないから指示をしているのに。とだんだんイライラしてきてしまい、それが態度に出たのでしょう。チームの雰囲気も悪くしていました。

練習後監督に呼ばれ、「何がしたいんだ」と聞かれ、私は「指示をしなければいけないと思い、指示をしているのに、なぜ急がせるのか。それが怒っている様に聞こえるんだ」と話しました。

監督からは、

「それは怒っているのではない。あなたが指示を出して、他の子がどう動くかは僕達が指示をする。間違えたらその子が間違えただけ。あなたは自分のことしか考えてない。」

と。それまでの練習でも、「ミヅキは始めるまでが遅い」と何度も言われていました。私は、全ての動きに対し、指示をしなければいけないと思っていましたが、それは間違いで、何をするかだけをハッキリと指示して、そこから全員が理解して動く。

それをリズム良くやることが、試合に向けての練習でした。チームの為を思って動いていましたが、それは自分の思い違いで、ただの自己満足にすぎませんでした。

それを、ハッキリと伝えてくれて、自分の間違いに気づくことができました。リーグ初戦前日の出来事です。

アウェーでの戦い

当たり前に飛行機での移動を終え、初戦に挑みました。監督からは前々から、今回の試合はCBではなくLBでプレーして欲しいと言われていました。

メンバーがいないのもあり、約50分程のプレー時間でした。なかなかこんなにも長い時間プレーすることはないのですが、しっかり走り切ることができました。

昔、海外の選手と戦う時、当たりの強さですぐに息が切れて体力的にしんどくなっていたのを思い出し、「あー少しは成長してるな。」と、今回ばかりは自分の成長を自分で感じましたね。

試合は無事に勝利。昨シーズンより確実に速いハンドボールができて、凄く楽しいです。

監督は、「怒ってプレーしていたら、プレーが悪くなる。楽しんでプレーしていたら、良いプレーがうまれる。」と、多分言っています。笑

確かにその通りだな。と思います。

楽しむことを大事にしてきてたのに、いろいろと捻くれてやっと戻って来れました。やっぱり、大好きなハンドボールをしているんだから、楽しむことは当たり前ですよね。まだまだ改善点はもちろんありますが、前の日よりも少しでも良くなれるように、チームメイトと頑張っていきます。

おまけ。ついに憧れのハンドボール選手と！

記事との内容とはずれますが、アウェーでの試合の時、憧れのサンディ・バルボサに会うことができました。

2019年の熊本選手権の時にスペイン代表で出場しており、何て凄い選手何だ！と感動したのを覚えています。

その時、子どもを産んでから6カ月しか経っていなかったと聞いて、更に感動！！三重バイオレットアイリスの時に、櫛田さん（監督）とバルボサみたいに～！って話していたのを思い出します。

さすがに、あの脚力はないので真似することはできませんが、ずっと尊敬している選手の1人であることは間違いないです。お話しすることもできて、スペイン語勉強してて良かった！！と思いました。この時は完全にただのファンになってしまっていました。笑

私も、同じ舞台で戦えるように、もっともっと成長していきます。